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ジュエリーとアクセサリーの違い

良く似ている2つの言葉。でも、私のように彫金の学校を出て制作にかかわったりしていると、その言葉は全く違うものだと思う方が多いと思います。

ハンドメイド市場が拡大してきた今、誰もがジュエリーデザイナーです!!と言えるようになってしまったため、違いが分からないふわふわした物になってきたと思います。

ジュエリーとは?

簡単に言うと、宝石と貴金属を使い作られた装身具です。でも金属も宝石もたくさん種類がありますよね?実はその使われている種類によって呼び方が違うんです!!

良くハンドメイド作家さんで、造花にスワロフスキーを付けた物や真鍮に天然石をボンドで付けた様な商品を『ジュエリー』と称して販売されている方もいるので買う方は余計分からなくなりそうですが…

ジュエリー(fine jewelry)と呼べるものは地金が金や銀、プラチナ(金の品位は18金以上の物が多い)などの財産的価値が高い物を使用し、天然あるいは人口の宝石素材のみを使用した物の事を言います。

天然石には貴石と半貴石があり、貴石はダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、アレキサンドライトなどの希少価値があり、モース硬度(石の硬さ)が7以上で値段も高い物です。

半貴石というのは、アメジストやラピスラズリ、ガーネットなどの、産出量が多く、硬度も比較的低くて、価格もあまり高くないもの、というのが一般的な分類のようです。

しかし半貴石と言われている種類の中にも、とても美しかったり、めちゃくちゃ大きく傷もない状態でカットが綺麗にあがると、貴石のように扱われている石もあります。

アクセサリーとは?

大きなカテゴリーで装身具と言う意味なので、帽子やベルトなど身を飾るものも含まれています。しかしこれを言うと混乱してくるので分かりやすく小さなカテゴリー(ネックレス、ピアス、リング、ブレスレットなど)で言うと、

真鍮や合金(布や樹脂、ガラスなど様々な種類の素材も含む)等の、あまり貴重ではない金属などの素材で作られた装身具です。宝石よりもガラスの模造石を使ったりすることが多いです。

なので、ハンドメイドによくある貴和製作所やパーツクラブのパーツをくっつけて組み合わせたのはアクセサリーですね。スワロフスキーを使ったデコ物とか。

また、ジュエリーっぽいですが、14kgfのワイヤーで天然石を付けました。というのも厳密にはジュエリーではなくアクセサリーです。

あれが本物の18金のワイヤーで、貴石やランクの高い天然石を使用していればジュエリーになる訳です。10金を使用すると、ライトジュエリーと言われる分類に入ります。

アクセサリーは、ジュエリーに比べ衣服を引き立てるための装身具という認識が強いような気がします。例えばこのアクセサリーを着けたいからこの服を着る!!ではなく、買ったカットソーにこのパールとビーズのネックレスセットでついてた。みたいな。
コーディネートに使う洋服のスパイス的な感じだから、もちろんそんなに高い物は買いたくない!!みたいな感じでしょうか?(この感情はあくまで私の感想ですが…)
ちょっと話がそれましたが、まとめてわかりやすく言うとこんな感じです。↓
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ちなみにアメリカやイギリスでは装身具は全てjewelryと呼ぶようです。その中でも高価なものをファインジュエリーと呼ぶとか。更に貴金属以外の安価な素材で作られた大振りのものをコスチュームジュエリー(図でいうとアクセサリーの半丸部分)と呼びます。

質の良い、作りの丁寧なジュエリーの見分け方(選び方)は?

素材を確認する事も勿論ですが、素材以外にも、制作方法で見分ける事も出来ます。

アクセサリーとの違いは、例えば石を爪留めにしているかのり留めにしているか。パール(真珠)の場合は殆どの場合がジュエリーでもノリ留め(ジュエリー用の接着剤があります)をされているので、主に見分けるのは石なのですが。

アクセサリーと呼ばれる安価なものは殆どがノリ留めです。(たまに伊勢丹などの百貨店で合金にスワロをのり留めしたインポート商品が安価どころか数万円の時もありますが…)

のり留めですと、使い方によっては劣化して石が取れてきてしまう可能性があります。しかし爪留めなら、雑な使い方をして倒してある爪をひっかけたりして爪が起きない限りしっかりと石が留まって固定されているのでずっとその状態でいられます。

また、石座の裏や側面に明り取りと呼ばれる隙間があるのも良いジュエリーの特徴だったりします。石の大きさやデザインによってなかったりする事もあるんですが、石に光をより多く取り込み輝かせる為にも、大きめのカットのある石にはあることが多いです。

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↑明り取りの例

この明り取りの隙間も、よく見ると平行じゃないとか大きさがまばらだとか、海外のちょっと安めの雑なつくりだとバリ(穴をあけるときに周りの地金が持ち上がってちょっとギザギザになる)が出ているとか、見てわかるくらいランクによって質が違います。

ちなみに以前オーストラリア(オパールが有名な国ですね♪)で、ダイヤモンドやルビーのついた14金のジュエリーを買ったのですが、今ルーペで見てみると裏の明り取りが雑!!(笑)

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ちゃんと磨き処理してある商品と比べてみるとこんなに違います。右のリングが丁寧なつくりの方です。わかるかな?

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めっちゃバリが出ている!!細かいことかもしれませんが、ジュエリー好きとしては気になる…まぁ、リングと違って直接肌に当たらないので別に良いんですが。。。良いんだけど…いや、やっぱりダメだろ。

何でこんなの買っちゃったのかって?

当時私は24歳で、1社目に就職した先はアクセサリーメーカーだったのでそこまでジュエリーの知識がなかった(笑)

そして、一番の理由は、デザインが気に入ったから。これに尽きると思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

凄く細いレール上の地金に沢山付けられた小さな小さなダイヤモンドと、石を留める所の地金を、より石が輝くようにわざわざホワイトゴールドにしてある感じとか。

イエローゴールドとホワイトゴールドの組み合わせなのに妙にしっくりなじんでいて、バチカンも大きくチェーンを自分でカスタマイズできる感じとか。

そういったところが自分のツボだったのです♡

結局、何が欲しいかと言ったら好きなデザインなんじゃないでしょうか?

例えば、いくら18金でダイヤモンドがついていたって、七福神の蛭子様のネックレスを私は欲しいとは思いません。(もしこんなのがあって持ってる人いたらごめんなさい💦)

ジュエリーやアクセサリーは結局のところ自己満足で、自分がそれらを身に着ける事でテンションが上がったり素敵な気持ちになれるものなんだと思います。

プロや専門家から見たら、何これ?な物でも、本人が気に入っていたらそれでいいのです。

本物の金だとかメッキだとかそういった事はさておき、デザインに関していうのなら良いとか悪いとかあまり関係ないのかもしれませんね。

Baroque Brightのカテゴリーは?

Baroque Brightはシルバーや真鍮に18金コーティング、天然石も貴石や半貴石を使用しています。でも、ガラスやビーズ、樹脂などの素材も取り込んでいます。

ジュエリー?アクセサリー?

答えは、ジュエリーでもあり、アクセサリーでもあります。

私が目指しているのは、高級感があるのに手が届きやすいジュエリーとアクセサリーの中間の装飾品です。

ジュエリーと同じ技術を使って(石留や磨き)、なるべく美しい石を選び、素材を少し制限することで価格を保ち、可能な限り自分の良いと思えるデザインを提案したいと思っています。

手が届かないくらいの高価な物ではなく、かと言って300円のオモチャでもない。丁度いい温度で、身を飾ることを楽しめるように。そんなものを皆様にお届けしていけたら良いなと思っています。

東京駅の素敵さを改めて。

ハンドメイドインジャパンフェス2016

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