5月13日は母の日ですね。皆さんはどんな日を過ごすのでしょうか。
私の周りの人は母の日にはお花やお菓子などをプレゼントをしたり、どこか素敵な場所でお食事をしたりしています。
私はと言うと、もうずいぶん長い間何もしていません(^_^;)最後に何か贈り物をしたのは小学生だったような…
君はそうゆうのマメにしそうなのに意外だね、とよく言われますが実は誕生日もろくに祝ったことがありません(笑)
一つ上の姉は毎年母に何か贈り物をしていて、銀婚式にもちゃっかりお花を送っていました。私はと言うと、両親の結婚記念日も知りませんでした(笑)
同じ家庭で育ってもこんなにも違う姉妹…。
ギャルなのに頭が良くて料理が上手くピアノが弾ける姉と、真面目そうなのに常識が薄くて軽く社会不適合者の私。姉妹のギャップにもいつも周りは驚いています。(^_^;)
母はどんな人かと言うと、穏やかで“誰かの為に”がモットーのような人です。洋服やアクセサリー、オシャレで話題のレストランよりも、山に咲く花や畑仕事などの庭いじりが好きな人です。
今日はそんな母が気に入って『欲しい』と言ってくれたリングのご紹介です。
一つ目はトンボのリング。あまりトンボのモチーフを見た事がないから変わっていていいね、と言って気に入ってくれました。
大振りに見えますが実は凄く華奢なので指に糸トンボが止まっているような感じです。
糸トンボ、と言ったら東京に住んでいる友人はみんな『なにそれ?』とキョトンとした顔をしていました。私は千葉県の田舎の方の出身なのですが、子供の頃このトンボが好きすぎていつも眺めていました。
とても小さく繊細で、今にも消えてしまいそうなほど細い胴体は、青や紫、緑など光沢のある鮮やかな色が付いています。
光の筋の様な薄く長い羽は触れるとすぐに破けてしまいます。他のトンボの比にならない位、糸トンボは繊細なのです。
小学生の頃、友人が学校の帰り道に糸トンボの羽をつかんで捕まえた瞬間、溶けるように羽が崩れ落ちあっという間に無くなってしまったのを見て、その子と別れた後ひとりでめそめそ泣いて帰ったのを今でもよく覚えています。
そんな繊細なトンボが指に止まってくれているようなリング。何だかとっても特別な気持ちになります。
指につけて遠くから見るとリボンの様にも見えるところも個人的には好きです♡
もう一つはモンタナブルーのキュービックジルコニアのリング。こちらは少し粒の大きい石なので母の様な年配の女性の指にはとても良く似合います。
彩度を抑えた深いブルーは、落ち着きのある輝きを放ちます。
子供の頃、母が良く紺色の服を着ていたので私の母のイメージカラーはこのモンタナの様な深い青色です。
昔から、ジュエリーやアクセサリーを全くつけなかった母でしたが、父は海外旅行に行くと必ずと言っていいほど母に素敵なアクセサリーや香水をお土産に買ってきてくれる男性でした。
幼心に、母にだけはいつも何か特別な物を買ってくる人だなぁと思っていましたが。
父は毎年、結婚記念日には赤いバラのとっても大きな花束を宅急便で送るような男性でした。
子供だった私は外国のチョコレートやコインが好きでそんなものをもらう母に何の感情も抱いたことがなかったのですが、今になって思うとそんなカッコイイ事をしてくれる男性と結婚できた母を羨ましく思います。
私もいつかそうやってなんか男の人から素敵で特別なお土産欲しい!!と今の歳になって思います(笑)
そんな父から貰った素敵なジュエリー達を2,3回申し訳程度に着けてから食器棚の上にある飾り棚にこっそり移動させてしまう彼女は香水をつけた事もないのでしょう。
素敵な香水瓶のコレクションはいつの間にか姉に奪われて、母からは石鹸の香りしかしたことがありませんでした(笑)
普通の女性なら喜びそうなものに、彼女ははまらないタイプの人だったのかな。
恐竜博物館で買ってもらった何だかわからない動物のぬいぐるみのキーホルダーをぼろぼろになるまで気に入って付けていたり、首がクタクタのヨレヨレの犬のぬいぐるみに『ヨレ』と名前を付けて鞄に入れていたり…
思い出すと面白い事が沢山ありますがあまり書くと怖い事になりそうなのでこの辺で…笑
母が私の年齢の時、すでにもう大きな子供のお母さんだったのかと思うと何だか不思議な感じがします。
でも今自分がこの歳になって思うのは、30歳なんてまだまだ分からない事だらけで不安で全然しっかりしていないという事。
そんな中、一生懸命私たちを育ててくれたんだなと思うと本当に感謝しないといけないなぁと思います。
今年の母の日には帰れそうにありませんが、少し時間が出来たら何か美味しいお菓子でも買って実家に遊びに行ってみようかな。
皆さんも良い母の日が過ごせます様に…☆