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ゴールドフィルドにしない理由その② アレルギー

ゴールドフィルドにしない理由を昨日からお伝えしています。今日は3つある理由のうち2つ目を書きたいと思います。

理由その② きちんとした素材表記で、Made in Japanとして自分で責任を持てる物を提供したい。

昨日もお伝えしたように、当店の18金コーティングは、日本のジュエリー企業も使っている信頼できるメッキ業者に依頼しています。

ちょっと高いですが、それだけきちんとした仕事をしてもらえていると思っています。

現在日本のメッキ屋さんでゴールドフィルドが出来る業者はありません。(私が調べた範囲ですが)もしあるのでしたら是非教えていただきたいです。

だって私も本当に行きたいから!!(笑)

なので、ハンドメイド作家さん等でゴールドフィルドで制作している物を見て頂くと組もの(貴和製作所などで売っているパーツを自分のセンスで組み立てたもの)しかないと思います。

これは、素材としては輸入して売っているけれど加工できる業者がないからです。

ガーネット四角

例えば写真の様なリングをサイズオーダーで作るとしたら、金属を曲げて、磨いて、石留をして、メッキに出します。

なので素材としてゴールドのワイヤーを持っていてもこのようなタイプのリングは作れないのです。

あれ?でもハンドメイドサイトで見たことあるよ?という方。はい。私もです(笑)

何でだろう?海外で加工してもらえるのってそんなに小さなロットでしてもらえるの?私もやりたいから是非教えてほしい!!そう思って色々知らべたりお話を聞いたところ…

ゴールドフィルドのワイヤーと、ゴールドフィルドの石座(パーツ)をロウ付け(溶接)しています。との事…

うーん… ここで2つ目。

「ゴールドフィルドはアレルギーが起こりにくく、安心してお使い頂けます」
という一文を添えている方も多いですが、この方法だと溶接部分はゴールドフィルドのコーティングがされていないので、アレルギー成分むき出しです。

使うロウ材にもよるし、私はアレルギーがないので気になりませんが。

細かく言えば、溶接部分に金の含有率が高い金ロウを使用している可能性があるので、その場合はアレルギーが起こりにくいと言えるでしょう。

がしかし!!!!!

多くの場合は鉛色、銀色の銀ロウを使用していると思います。

でも溶接部分の色は金色だったよ??というかた。

実は金の含有率が低ければ低いほど真鍮の割金が増えるので黄色っぽくなるそうです。(製造会社によっても違うのですが)

金ロウとこの黄色っぽいロウ材の違いは目で見て一般の方は分かるのか…

見る目を鍛えるよりも聞いた方が早いので売っている方に直接聞く事をお勧めします。

さて、金ロウを使用している所はないのでは?と私が思っている理由はロウ材の値段や性質にあります。

まず第一に、金ロウは値段が高いです。

そして溶接時の温度もかなりの高温。

18金ロウだと800℃以上の高温でないと溶接できません。

その高温で溶接するとなるとゴールドフィルド部分の金が多分ダメになってしまうのでレーザー溶接くらいでしかできません。

もしガスバーナーで水で冷やしながらやるにしてもここまでの高温では無理な気がします。

でも個人でレーザー溶接なんて機械を購入するかな…と。

その作家さんの財力や事業の規模によってはあるのかもしれませんが、そこまで行くと作家さんというよりは単純に会社というか一企業の様な気が。

話がそれてしまったので戻しますが。

銀ロウとは簡単に言うと金属の接着剤の様なものでハンダの一種です。

固体もあれば粉やクリーム状の物もあります。

銀ロウの成分は銀と真鍮(銅+亜鉛)です。

熱を当てるとチーズの様にトロッと溶けてその部分が金属とくっつきます。

2分ロウ、3分ロウ、5分ロウ、7分ロウ、早ロウなどがあります。

数字が低い順に銀の含有率が多く、高温で溶けます。

つまり2分ロウが一番銀の含有率が高く高温で溶ける、という事ですね。

その銀ロウの中でも比較的低温度で溶ける早ロウ(銀の含有率は約50%)は扱いやすく値段もお手頃です。

でも、作り方を詳しく知らない一般の方はそんな事は分かりません。

ゴールドフィルドなんだー、じゃあアレルギーにならないんだー。剥げないんだー。と素直に思ってしまうと思います。

こちらが詳しく説明しなければ、ゴールドフィルドと言う表記だけで売れてしまう可能性があるのです。

ぶっちゃけ、この作り方できちんと説明せずに提供した方が売れると思います。でも、そのやり方は自分のプライドが許せないのです。

ここまで言うと、何だかそんなに良くない素材なの?と思わせてしまいそうですが、決して、ゴールドフィルドの否定をしている訳ではありません!!

確かに剥げにくいし、きちんとお手入れをすればかなり長い間美しい状態で楽しんでいただくことが出来ます。

ただ、使い方とお客様に対する説明によっては誤解を生むなと個人的に思ったのです。

楽天等に売っている場合、細かいサイズオーダーではなくある程度サイズが決まっているので、もともと作っているリングの型があってそれにゴールドフィルドのコーティングをして作っているのだと思います。

企業だと大量に作れるので、多分アメリカとか海外でやっているのかな。もしくは私が知らないだけで業者があるのかもしれませんが…。

金属アレルギーのある方の場合は金でコーティングしてあっても真鍮は真鍮ですのでアレルギー反応が起こることはあります。

K10のように金の純度が低い金でアレルギーが起こる方の場合は、ゴールドフィルドでもアレルギーが起こる可能性があるのです。

当店ではゴールドフィルドではない代わりに、リングを全てニッケルフリーのメッキに統一しました。

以前はニッケル有もやっていました。なぜなら、ニッケルを入れた方が艶が出るし強度が増すからです。

華奢なリングほど、このちょっとした違いに差が出ます。

しかし、新宿ルミネのCreemaStoreで実際に接客をしたところ、あまりに多くの方がアレルギーを気にしていました。

その為、アレルギーが起こりづらいニッケルフリーのメッキに統一しようと思いました。

もちろん、アレルギーがないから艶も強度もあるニッケル有にしてください!!と言うご要望も受け付けておりますのでお気軽にお申し付けください。(*^▽^*)

もう一つの言いたい事はまた明日…!!

 

ゴールドフィルドと18金コーティング(メッキ)の違い 言いたい事その①

言いたい事、その③

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