ネットショップをご利用いただいている皆様、いつも本当にありがとうございます。
写真は記念切手です。商品発送時、定形郵便の方にはいつも色々な絵の記念切手を貼ってお送りしています。
今の時期は甲子園の記念切手!!秋田の方にはピッチャーの部分の切手を貼ったり。
季節によってムーミンなどのキャラクターから浮世絵まで、様々な図柄が発売されているので見ていてとても楽しいです。
さて、実は8月の中旬ごろから発送時に同封するお手紙を手書きから印刷に切り替えました。
装苑などのイベント出展があったのと、Creemaで行った夏の福袋企画が予想以上のご好評をいただき注文が殺到してしまったためです。
制作、販売、発送、ネットの管理など全ての業務を私一人で行っている為、発送期限を守ろうとするとどうしても時間が足りず…。
制作量が増えるので手にも負担がかかり、一人一人に手書きのお手紙を同封する事が難しくなってきてしまいました。
お礼の気持ちも込めて手書きでお送りしていたので出来れば続けていきたかったのですが、お客様のお手元に商品をなるべく早くお届けできる事を最優先に考えた結果です。
もちろん時間に余裕がある時は、これからも手書きでお手紙を書いていきたいと思っています。
『別にどっちでも良くない?』というお言葉も聞きますが、私自身の心が何だか少し寂しく感じてしまうのです。
ご注文時には、色々なエピソードがあります。備考欄には様々な文章が並びます。
『彼女に旅行先でパカッとしたいのでなるべく早くお願いします。』
『自分への仕事を頑張ったご褒美です。』
『指が太くて華奢なリングが欲しいと思っていたけど諦めていました。23号なのですが制作可能ですか?宜しくお願いします!』
『お嫁に行ってしまう姉と、3姉妹お揃いでそれぞれ誕生石のリングをお願いします。』
『離れて暮らす娘への誕生日プレゼントです。』『結婚記念日だけど自分で何か記念の物が欲しくて。』
『亡くなったインコの事をいつも一緒に感じられるように同じ色の小鳥のリングを。』
『旦那から貰ったリングをなくしてしまい、見つけるまで代わりに似た物をすぐ作ってもらえませんか!?』
『恋愛運をあげたくて、お守りになる様なリングを探しています。』
本当に、色んなシチュエーションやエピソードが溢れていて、その一つ一つに丁寧にお礼が言いたい気持ちでいっぱいなのです。
特に、何かの記念日やプレゼントに私の作った物を選んでもらえるという事は、本当に、本当に光栄な事です。
あまりに大切な日だと、逆に私の作った物なんかで本当に大丈夫なんだろうかと心配になってしまうくらい、身に余る光栄なのです。
その感謝の気持ちや、それぞれのエピソードに対しての私の想いなどを自分の文字でお伝えしたい。
特にメッセージがなかった注文でも、やっぱり『お買い上げいただき誠にありがとうございます。』という言葉を自分の手で書いていきたかったのです。
姉妹ブランドのBaroqueBrightのブログでは良く書いていた事なのですが、制作する事を趣味ではなく仕事として生きていくという事は、諦めないといけない部分も出てくる事なのだな、と思います。
それでも、なるべく心があるモノづくりを続けていけるように。
早く量産しなくては、ではなく、このサイズのリングをこんな気持ちで欲しいと言ってくれた人に届ける。という気持ちで一つ一つの商品を磨けるように。
余裕のない日々が続いていますが、初心を忘れず頑張っていきたいと思っているので温かい目で見守っていただけましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。