最近色々とイベントや制作業務に追われて、気付けばブログを全然更新していませんでした。書きたい事は毎日あるのに…
今日は、私の好きな事についてお話ししたいと思います。
私は海がとても大好きで、1か月に1回は青森県の海に行きます。千葉県の勝浦や御宿、館山の海も好きなのですが。
海へ行くと、必ずシーグラスや貝殻、個性的な模様の石ころを拾います。それも何時間も。
これは物心つく頃からで、他の友達が海に入って遊んでいる時もひたすら一人で貝殻を拾っていました。
何故かそういうものを拾っている時、宝物を見つけている気持ちになるのです。
海を漂流し角が丸くなって独特のテクスチャーの付いたガラスをシーグラスと言いますが、幼いころからどうしてもこれがガラスではなく宝石に見えてしまうのです。
初めは尖っていた、ただのガラス片。でも、何年も何十年も、もしかしたらそれ以上の長い年月をかけて海を旅して丸くなったり個性的な形で私のもとにたどり着く。
↑まだ若い途中ののシーグラスはこんな感じです。
ガラスだけではなく、お皿や壺の破片も流れ着くので、中国っぽい模様の付いた陶器の破片もたまに見かけます。
こういった物を見るたびに、『どこの誰が使っていたんだろう?お皿だったのかな?どのくらい前の物なんだろう?もしかして、ずっと昔の貿易船が沈んでそこに積まれていた素敵なお皿だったのかもしれない…!!』とか思ってしまいます。
何だか、とってもロマンを感じませんか?
この話を他の人に話すと少し驚かれるというか、『…変わってるね~。あっ、でもホラ、みきちゃんはアーティストだから💦』みたいな、フォローをされている感じの事をよく言われるのですが。
でも、このロマンを感じている人は、絶対に沢山いると思うんです。私の周りにたまたまあまりいないだけで。
海に流れ着いた謎の破片とかを眺めて、波の音を聞きながら心地よい風と潮の香りを感じてそんなロマンに心をときめかせている。そんな人は、絶対もっと沢山いると思うんだけどな。
私はそういう時間がとても好きなのです。
特に夕方から夜になる位の暗さの、微妙な40分くらいの間が1番好きです。
夢中になってガラスや貝殻を拾っていると、美しい海があっという間に真っ暗になって、いつの間にか物凄い速さで潮が満ちていく。
さっきまでの楽しいワクワクとかロマンが一気に消え失せて、凄く静かな闇が迫ってくる。
はっ、と気付いた時の、真っ暗で月の光に照らされながらぬらぬらと怪しく波打つ海面は、一人でいると何とも言えない恐ろしさを感じるのです。
私が行く海の場所が人の少ない、と言うか誰も入ってこないような寂しい場所だから余計そう感じるのかもしれませんが。
昼間とは全く違う、飲み込まれそうに静かな海にゾッとしながら、でももっと見ていたいと思う、何とも言えないワクワクが心の片隅にあるような、あの感覚がとても好きです。
怖いけど、何だか凄くドキドキする。なんて表現したら良いのかよく分からないけれど。
そんな海で拾ったシーグラスや石を、これから徐々にジュエリーに仕立てていきたいと思います。
こういった加工は手間も時間もかかるのであまり沢山作れないのですが、『え、それゴミじゃん!!(゚д゚)!』と言った人たちをビックリさせてあげる為にも、コツコツ作っていこうと思うのでした(笑)