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アウトソーシング。

写真は2019年の冬。まさかコロナがこんな風になるなんて誰も予期していなかったあの時。

今まで過ごしていた日常がどんなに素晴らしい物だったのか。

スマホの写真フォルダに残る少ないプライベートの写真を見返してはため息が出てしまいます。

最近、色々感じる事や思う事が多くてシリアスになってしまう事もしばしば。

友人に会ってお喋りでも出来ればこの暗い気持ちも吹き飛ぶかもしれないのに。

色々な事を考えていて、特にモノ作りに対する気持ちと経営者であるという事の狭間で葛藤しています。

もっと時間をかけて、頭を整理して文章に起こしてからと思っていたのですが、そんな風に思っているときっとずっとやらないのだと思うので。

今この瞬間にやろうと思います。

以下の文章は2019年の4月頃に書いた文章です。

書いたものの、UPせずにパソコンの中に保存していました。

とても長いブログなのですが、自分の気持ちの整理のためにもUPしようと思いました。

2019年の気持ちと、コロナに直面した2020年の今。私は何をどう考えて進んでいくべきなのか。

今も答えは出ていません。そもそも、ゆっくり考えられる時間がないのです。

チーズケーキの写真の下から本題に入っています。

上手くお伝え出来ませんが、私自身がどんな物の考え方で気持ちが変化していたり悩んでいるのか少しご理解いただけたら幸いです。

表参道のギャラリーで行われたCreemaのセミナーに行って来ました。

『作品プロモーション~新たなファン獲得から売り上げに繋げる3ステップ~』と言う物です。

作品プロモーションってなに?という感じですが、簡単に言うとCreemaのサイト内で出てくる広告的な物です。

12~3名の作家さん達と自己紹介をしたり、雑談をしたりしながらCreemaの運営の方のお話を聞きました。

大切な事は、極めて基本的な事。

①商品の写真を綺麗に撮る事。

②商品の説明文をきちんと書く事。

③魅力的な商品を作る事。

この3つを忠実にやっていればおのずと結果が出る、という事でした。

それを更に良くするスパイスとして、広告を利用しましょうという事。

②の商品説明については少しコツがあって、説明文の中に『検索ワード』をいかに盛り込めるかということでした。

例えば『真珠のネックレス』を売りたい場合、結婚式や入学式、ホワイトデーやクリスマスという着用シーンのワードが大切です。

さらに真珠ではなく、パールという別の単語を入れてみたり。

まぁ、よく見るネット商品の様に商品説明の下にバーーーーっとこの検索ワードだけ入れても同じ効果があるので良いそうなのですが。笑

『本当に①~③の基本だけで売れるようになるの?』と言われそうですが、実は私自身もこの基本をやっていただけです。

特に際立った裏技を使ったわけでもなく、コツコツ地道にやっただけというか・・・

正直、結果が出るのが早い人と遅い人はいると思います。

でもそれは時代のニーズや流行、運、タイミング。。。の様なものなので。

それがいつ訪れるのかは分かりません。

ただ、続けていればいつかその奇跡的なタイミングやチャンスに出会える確率があると思います。

なのでとにかく地道にマイペースに続けていくことが、私を含め際立った裏技や技術がない人の売れるための一番の近道な様な気がします。

その際、続ける為の資金や精神力は自己調達で。これが一番大切かも。

多くの人は結果が出ないと諦めるのが早い気がします。

私自身も諦めと言うか、見切りは早い方ですが。

それが半年なのか1年なのか、3年なのか10年なのか。

売れないミュージシャンをやりながら週5でバイトをしても、それでも私は歌手です!と言いたい人。

正社員で月収40万円貰い、趣味のイラストを描きながら副業で5万円稼げればいい人。

人によって、価値観は様々です。

幸せの形、納得いく形は人から見たらどうかではなく、自分自身がどう感じるかです。

それでもどのくらい自分が続けたいかという熱量によって、結果はおのずと付いてくるような気もします。

やり続けるという事が、昔書いたブログの様に大切な事なのだと再認識しました。

まぁ、厳しい現実をあえて言うのであれば、ある程度の才能と運、並外れた気合や根性も。

さて、私が一番印象に残り考えさせられたのは実はこの広告のシステムや売り上げの事ではなくて。

一緒に参加していた有名作家さん達のお話でした。

私はあまり交友関係が広くないし、サイトも自分のページの編集をする時くらいしか見ないので知らなかったのですが。

参加された作家さんはCreemaやminneでも超が付くほどの有名な方達でした。

特集に載るなんて当たり前で、色んな賞を取っていたり雑誌やTVに取り上げられたり。

そして、そんな有名な方を目の前にアホな私は日ごろから抱えている素朴な疑問を聞いてしまいました。

『そこまで売れると、独りでこなせる量を超えませんか?』

返ってきた答えはあまりにシンプルで正直な答え。

『私はもう、人を雇っているから。』

事務所をきちんと構えているような眩しい人に、なんでそんな小学生みたいな質問をしたのか。

恥ずかしい。・・・うん。でも、多分。

私はきっと、作家さんの口から、直接それを聞きたかったのだと思う。

人を雇い量産できる体制を整えて会社にしている(もしくはなろうとしている)、という事を。

“多分みんなこうなんだろう”という勝手な予想ではなく。

ハンドメイドという言葉と逆を行っているような紙一重の、生の声を聞きたかった。

自分は商品のデザインをして、基本となる商品を1つ作ったら指示書を作成し作り方を教え、量産は人に委託する。

そう、売れている作家さんにとってこれは、当たり前の事なのです。

逆に、そうしないと生活できるほど売り上げもたたないし、売れたとしても時間の余裕が圧倒的になくなる。

私が日ごろから抱えている悩みをその方に話すと、色々と親切にアドバイスを下さりました。

なるほどな、と思う事ばかり。

頭の良さというか、根本的な何かが違うんだと本能で分かる自分がいる。

『アウトソーシングの鬼になると、楽になるよ』

アウトソーシング…。速攻でググりました(笑)

そんな単語も知らない位、私は無知で。恥ずかしい。

【アウトソーシング・・・社外から生産に必要な部品・製品を調達し業務の一部を一括して他企業に請け負わせる経営手法】

そうだよなぁ。うん。経営って、そうだもんなぁ、良く分かんないけど、きっと。

私がこの数年悩んでいる事を一気に解決する方法なんだ。わかってる。わかっているけど…

直接聞く事により、更に増していく自問自答。

ハンドメイドって、何だろう。

一体どこからどこまでが世に言う、求められる、認識されている、“ハンドメイド”なんだろう。

そして最大の疑問は、サイトで買うお客さんはこの事を知っているのだろうか?という事。

写真に載っている、SNSを発信しているこの一人の“作家”の手から直接作られた、というイメージはもうないのが普通なのだろうか?

私も、キャストやメッキなど大掛かりな機械や技術が必要な物は業者に委託している。

それもアウトソーシングと言えるだろう。

でも、、、

自分は制作者です、といえる範囲のアウトソーシングであると思っているからこそ、“ハンドメイド”とうたっている。

しかしその、どこからどこまでという線引きは『価値観』なのだろうか?

極論から言ったら、世の中に出回っているアクセサリーは全部ハンドメイドだ。

ただ、企業のアパレル、つまりforever21やH&M、guにあるような商品は大量生産で安いからその概念がない。

でも、作っているのは中国やバングラデシュやベトナムの沢山の人達。

人の手でパーツは組み立てられているし、石は糊付けをされている。

ある意味『ハンドメイド』に変わりはないのだ。

辞書でいう定義は『機械を使用せずに手で作る事』これだと、もう何が何だか、線引きも難しい。

現代には個人が東急ハンズで買えるような便利な機械式の道具も沢山あるのに。

人によって考え方、ハンドメイドの定義は違う。

私にとってのハンドメイドの定義は何だろう??

***

私は、何を目標に、どんな風になりたいんだろう。

色んな人がいる。

主婦の傍ら趣味でそこそこ稼いでいる人、思いっきり有名になって人を雇い会社にしている人。

1~100までひとくくりにして“ハンドメイド”と呼ぶには、あまりに差があるような気がする。

会社にしたいのか作家でいたいのか。

『売れる物を作りたい』のか『作った物を売りたい』のか。

似ているようで大きく違う。

私はきっと、

職人であり、経営者であり、お客様と直接やり取りも接客業もするデザイナーとして、全てに携わっていたいのだ。

全部自分でやりたい。・・・欲張り。

だからこなせる量も、叩き出せる売り上げも、上限が見えてくる。

これ以上の伸びしろを求めるなら、改革が必要なのだ。

2年目に、すでに感じていたことを実際にまざまざと見せつけられると、胸にぎゅっと、何か詰まるものがある。

アウトソーシング。

この有名な作家さんたちの輪に入ってみたい、デザイナー兼経営者のような働き方をしたい。という気持ちと、

『自分にしか生み出せない物を作りたい』という量産ではないモノづくりの仕方をしたいという気持ちが交互に現れる。

そもそも、ちょっとやり方を教えたところで他の誰かが簡単に作れるような物は作りたくない。

『自分にしか作れない物なら、制作は自分でやって、発送やメール、サイトの業務を委託しては?』

というアドバイスに、確かに。と思いました。

そうしたい。そうしたいのです。

でも、でも、、が続く。

『でも』という言葉が出てしまう時点で、私には無理なのかもしれない。

色々本当にこれについて数日間考えて。

つまるところ、私は一人でやりたいのかもしれない。という結論に至ったように思う。

あくまでも、“現時点では”ですが。

こういう気持ちから逃れるために、grainとBaroqueBrightの名前を分け、活動も変えました。

大きく言えば、grainは求めてくれるお客様や自分の生活の為、BaroqueBrightは自分の表現の場として。

でも結局、売れる物の方に時間を割かれていき、いつの間にかBaroqueBrightは静かに光を失っているように感じる。

ここ一年、ほとんど1点物や自分の好きな商品を作っていない。

もちろん、grainの商品にも愛着はありますし、好きだと言ってくれるお客様の言葉は心から嬉しい。

今活動できているのもそのおかげだと思っています。

でも名前を分けたところで、私は1人しかいないのです。

出来る量は、1人分。だから結局要領の悪い私はどちらかに偏ってしまう。

せっかく分けたのだから、両方をバランスよくやらなければ意味がないのに。

grainの方はやればやるほどチャンスも生まれてしまうし、BaroqueBrightとの同時進行は難しい。

一体、どうすればいいんだ。。。

ハンドメイドが注目されて、趣味も含め、個人で作っている人達が披露できる場がインターネット上で増えた。

買い手と売り手が直接繋がれる。だから作り手の温もりや、商品に対しての情熱を感じることが出来る。

だから、何だかいつもより物を大切にできる。

それが経営として成り立つくらい支持されて沢山の人から注文を受けれるようになると、どこかで何かを委託しなくてはならない時が来る。

委託しながら事業を拡大し、“ハンドメイドの会社”となる。

***

色々な働き方がある。正解も人それぞれ違う。

私の場合は、何が正解なんだろう。

***

色々考える中で、私なりのハンドメイドの定義がうっすら見えてきたようにも思う。

私なりの定義は『気持ち』だ。

物を作る時にどれだけ自分の“想い”を込められるか。

お客様に届ける時に、私がこの手で磨いて叩いて作った物と、パーツを買ってきてただチェーンを通した物では込められている熱意が違う。

現に私はイベントでの特価品でそういった商品は売る時にその説明をしているし、物凄く安く販売してしまう。

丁寧に、自らの手で、情熱を持ってモノ作りをしなければ、それは単なる会社の“製品”になってしまう。

私は自分の作った物は、商品であり、作品でありたいと思う。

私がほとんどの事を一人でやりたいというのは、同じ気持ち、情熱を、量産を依頼する人(ここで言う中国の作り手さん達)と共有できると思っていないからだ。

なかにはそういう人もいるかもしれない。

でも、神経質で疑り深い私はそんな人物を探せないと思う。

ジュエリーやアクセサリーが好きだ!という情熱から始まったこの事業は、4年目を迎えて様々な変化をした。

そんな単純な初心を忘れてしまうくらい、現実は易しくはない。

稼ぐ、という事は、そういう事なのだ。

それでも。

バランスを保っていたい。

独りでやるからこそ、こんな話をしたり共感できる仲間がいなくて苦しい時もあるけれど。

***

ハンドメイドで独立する人には2種類いると思う。(いや、本当は2種類どころじゃないんだけど)

一つはもともと本当に頭が良くて、一流企業に勤めていたような人が趣味をきっかけに自分でやっても稼げるのでは?と始めて成功する人。

実際出会った中で、本当にこの手のタイプの方は多かったのです。

誰もが知っているような有名大学を出て大手に就職して、、、みたいな聡明な方々。

本当にいつも思うのだけれど、基本的に頭の良い人は何をやっても成功すると思う。

なんていうか、理解力、適応能力、私にはないIQの高さがもう滲み出ています。笑

自分とは全く違う人種で、憧れすぎて眩しすぎて・・・

もう一つは、モノづくりやアートが好きで、単純に社会不適合者な人。

私は、明らかに後者です。

会社勤めが合わない。得意な事しかできない。社会的常識が身につかない。

何にも出来ないじゃん。ってたまに自分でも思いますが。

なので要領も悪いし、経営というような数字に関する事については正直、コンサルタントの様な人の力を借りないといけないのかもしれません。

皆様は私の見た目から想像できないと思いますが、私は簡単な足し算や引き算、掛け算や割り算などが極端に苦手です。

学校で言ういわゆるお勉強は出来ませんでした。

ただ、幸か不幸か容姿と雰囲気のおかげで賢そうに見え、周りが勝手にそういうイメージをしてくれたので今まであまり大きな問題になりませんでした。

(このお話についてはかなり長くなるのでまた今度。)

趣味ではなく、『この仕事で食っていく。』という事とはどういうことか。

ハンドメイド作家さんと呼ばれる方の、薬指に光る物を見て。

私も、精神的、特に経済的に、誰か頼れる人が欲しいと涙が出そうになることもあります。笑

ある人のTwitterで『作家収入だけじゃ食えない“作家”だけど夫が高収入だから大丈夫☆な母娘が優雅に作家活動していると羨ましいの通り越して呪詛かけたくなる』というような事をつぶやいていました。笑

ちょっとわかる自分もいましたが、笑) 人と自分を比較したところで何も解決はしません。

私は、私の正解を見つけないと。

人と比べるとキリがない位、落ち込んだり妬んだり負の感情が沸き起こるという事を思い出さなくては。

誰かが失脚したところで私が成功する訳じゃない。

誰かを妬んだり羨んだところで現状が良くなるわけではないのです。むしろ心が荒んでいく。

***

世の中は良くも悪くも平等ではないのです。

それでも、人生は進んでいく。

でも、日本という恵まれた国に生まれたから、色んなことをある程度、

己の力でいくらでも捻じ曲げて、突き進んで、つかみ取ることが出来る。

世界にはまだ、性別や身分で将来の夢を制限される人が沢山いるのだ。

『人生、それは逆流です。漕いでいかなきゃ下がるだけ。ありのままを望むなら前へと進みましょう。

それでやっと、現状維持。ありのまま、ありのまま頑張って、がんばって丁度ありのまま』

お笑い芸人、東京03の第16回単独公演でのエンディング曲です。

私はこのDVDを独立したその年にある人から貰い、制作中にずっとこの動画を流していました。

お笑いライブのDVDなので気晴らしに流すBGMというか、ラジオのような感覚でつけていたのですが。

何故かこの曲が耳に残り、今でも良く歌詞を覚えています。

何だか深いなぁと思いながら。

いい曲なので、是非YouTubeなどで聞いてみて下さい。『がんばって丁度ありのまま』という曲です。

アナと雪の女王で、無理に頑張って着飾らない『ありのままの自分』でいる事の素晴らしさを世間が絶賛していた2015年。

同じ“ありのまま”というフレーズで感じる、様々な事。

私はこの曲を聴いて、ありのままの自分を認めてもらう為には頑張り続けるという努力が必要なのだと思ったのでした。

そして自分を認めてあげる一番の理解者は、常に自分でなければならない。

だから私は、悩み苦しみながらも独りでこの仕事をこなし、生計を立てている自分をもっと評価して認めてあげなくてはと最近思う。

不安になる事なんかないよ、大丈夫だよ。今、こんなにうまくいっているじゃない。

・・・ほら、私って、褒められて伸びるタイプなのです。笑

とてつもなく長くなってしまった今回のブログ。

思っていることが多すぎて全くまとまりのない文章になってしまいました。

でも備忘録として残しておこうかな。

頭の整理がきちんとできたら、またいつかきちんとした文章で書き換える事もあるかもしれません。

そして最後に一つだけ言いたい大切な事は、

『私には私の考え方があるけど、違うからと言ってそれを否定している訳ではありません。』という事。

ハンドメイドという言葉になるとついつい賛否両論あるような言い方をしてしまいがちですが。

結局のところ、みんな自分がやりたいように自分が思う正解の形でやればいいだけだと思うのです。

というか、正解なんて多分人の数だけある。

だからこんなに長く書いたブログも、結局は私の為の、ただの『独り言』です。

さて。明日からも私は自分の正解を模索しながら、頑張って指輪を作ろうかな。

長い文章をお読みいただきありがとうございました。

実店舗のお洋服のドラマ ~運命のスーツ~

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