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バロックブライト、お店やるってよ。

『桐島部活辞めるってよ』みたいに一度言ってみたかったので。笑

さて、突然ですが。

この度、新中野に店舗を持つことになりました。

住所:東京都中野区中央5-8-2

丸の内線、新中野駅の2番出口(又は1番出口)より徒歩3分、ジーンズメイトとセブンイレブンの間にある木のドアのお店です。

とても小さなお店ですが、お店の奥に彫金机を置きそこで作業もしながら販売もしようと思っています。

自身のブランドであるBaroqueBrightとgrainの商品の他に、古着や骨董品、他のハンドメイド作家さんの商品も置く予定です。

ハンドメイド作家さんについては随時募集をしていて委託販売や不定期の週末ギャラリーとしての使用も考えています。

詳しくはこちらをご覧ください→【作家さん募集について】

私自身が4年間作家活動をしていく上で、委託販売のメリットとデメリット、もっとこうだったらいいのに。と思う事が多かったので、

作家さんにも喜んでいただけるようなお店が出来たら良いなと思いました。

店頭に置く事で直接作家さんのSNSに飛んでもらえたり実物を見てもらう事で、写真では伝わりにくい良さを分かってもらえる機会を作れる場所になれれば良いなと思っています。

お店の名前【Dramas】の由来は、

“私が作り出すジュエリーにも、お店に招待する他の作家さんにも、置いているビンテージ品にも、全てにドラマが詰まっている。

ドラマチックな時間や想いを込められて作られた物を、誰かの身に着ける事で更に新しいドラマを刻んでほしい”

という想いからこの名前にしました。

何故一緒に古着や骨董品の販売を?と思っている方が多いと思うのですが、実はかなり前から考えていた事です。

元々古い物が好きだったのですが、海外のブランドや古着の知識が特別ある訳ではないので、そういった専門的価値がある物を販売するつもりではありません。

私が古い物を販売する理由はズバリ、『物を大切にしたい』という想いからです。

安くてかわいい洋服が溢れ、直すよりも買った方が安い現代。

でも、祖母の影響を受け物を大切にするように育てられた私にとって、最近の“物”に対する想いはとても複雑でした。

「まだ全然着られるけれど、もう着ないな。」

「可愛いけど、趣味が変わったからこのインテリアは要らないかな。」

そう思っても、大切にしてきた物達で可愛い見た目で、丁寧に作られたその子達をゴミ袋に詰めて捨てる事なんて私にはとてもできませんでした。

なので捨てずに済むように必死で友人たちに声をかけ欲しいという人を探し譲ってきました。

だからこそ物を買う時に、私は500円だろうが死ぬほど迷うのです。

『ちゃんと大切に出来るかな?』

一生使うくらいの意気込みがないとなかなか新しい物が買えない性格なのです。笑

戦争を体験し、物がない時代に生まれた祖母は修理した洋服やジュエリーを大切にしていました。

私が、「いつか古着や骨董品のお店をやろう。」と思ったのは、そんな祖母が嫁入り道具の桐のタンスを粗大ゴミとして捨てた時でした。

久しぶりに祖母の家に帰ると、庭に立派な桐のタンスが出してありました。

これ、どうしたの?と聞くと、「もう誰も使わないしおばあちゃんが死んだあと大きな物が残っていたら皆片付けるのに苦労するでしょう。」と。

当時大きな病気をして退院したばかりの祖母は、弱気になりこっそりと終活を始めていました。

東京で狭い部屋に住んでいる私が引き取るよという事も出来ず、22歳の私は何もできませんでした。

でも本当は、そんな大切な物を捨ててほしくなかった。

写真すら残っていないのですが、本当に美しく立派な桐の箪笥でした。

私は業者が運んでしまう前に急いで箪笥に付いていた真鍮製の飾りボタンをハサミの先で無理やり引きちぎりました。

ハサミでグイと力を入れた時、箪笥から『痛い。』と声が聞こえたようでとても悲しかった。

でも、大切な物の、カケラでもいいからそばに残しておきたくて。

そのボタンを私はネックレスにし、祖母にプレゼントしました。

祖母はとても喜んでいるように見えました。

その後も祖母は色々な素敵な物を私がいない間にゴミとして処分してしまいました。

昭和の時代の丁寧な作りで良い生地に豪華なボタンが付いたスーツやワンピース、ピンクサファイアや象牙、真珠のネックレス…

中には金や宝石、着物を言葉巧みに二束三文で買い取る悪質な業者もいて、離れている間に、そんな業者から祖母を守れなかったのが物凄く悔しかった。

高齢な方ほど、素晴らしい物を持っているのに捨ててしまう人が多いです。

そんな肩パットの入った昔の服は今着れないし古着屋さんだって買い取ってくれないよ。と言って捨てようとします。

確かに、㎏単位で買い取りをしているような街の古着やさんではそう言った服はゴミと言われてしまい買取はおろか引き取りすらしてくれないところが多いです。

でも、丁寧に洗濯をして、ほつれを縫い直して、肩パットを取ったら。

今の私たち世代やもっと若い子からしたらとても個性的で素敵なお洋服に見えると思うのです。

昔の物は大量生産の時代ではなかったからこそ、今でもまだまだ使える上質で丁寧な作りの物が多いのです。

古着や骨董品の良いなと思うところは、それを『素敵!』と思ってくれた人の手から手へ時を超えて存在するところだと思います。

私の手に渡るまでの間で、誰かが『いらない。ゴミだ。』と思ったら今この手の中にあるこの子は存在していない。

大切にされたり、時には押し入れで眠らされたりしながらも、それでも捨てられることなく私の元へ来た。

そう思うと、私はこれらをより一層大切にして、同じように大切にしてくれる誰かへ手渡したいなと思うのです。

豊かな私達は、物を丁寧に大切に扱う事に慣れていない。

断捨離、という言葉が流行り、ミニマリストも増える一方で、私はどう生きていきたいのか。

色々な考え方があるけれど、私は自分が素敵だなと思う物は、捨てるのではなく、同じように素敵だなと思って大切にしてくれる人の手に渡したいと思いました。

人から人へ、時には修理されたりリメイクされたり、そうして時代を超えて生きていく。

プラチナや18金で作られていなくても、シルクやカシミヤ、海外のスーパーブランドでなくても。

良いデザインや丁寧で心を込めて作られた物を、物としての寿命が来るまで、少しでも長い間活かしてあげたい。

そう思っています。

***

お店で使うものは全て自分で集めた中古品を使おうと決めていました。

飾り棚やテーブル、什器等は全て捨てる物を譲ってもらったり安く購入させてもらいました。

閉店するお店から頂いた物も多く、それぞれのお店に色んなドラマがあるなと早くも実感したり。

「もう要らないけど、捨てるのは忍びなくて。」と言って無料で譲っていただいた物も多くあります。

そういう気持ちの方達に譲ってもらえたものに囲まれていると思うと、より一層大切に使おうと思うし何だか温かい気持ちになります。

物が溢れて、安くて可愛い物がすぐに手に入る時代だからこそ、私はもっと、物を丁寧に大切に扱いたいのです。

壊れたら新しい物買った方が安いですよ。そんな言葉を何度も聞くけれど。

それでも修理できるのであれば、修理して使ってあげたい。

私が古い物を貰ってきては磨いたり洗ったりして愛でているのを見て、『またゴミ貰ってきたの?』と言う姉弟には理解してもらえないかもしれませんが(笑)

見る人によっては、ゴミではなく宝物になるかもしれません。

誰かがゴミだよと言っても、『きみはゴミなんかじゃないよ。』って、その子(古い物)に言ってあげたい。

彼らにはゴミに見えるかもしれないけれど、あなたを素敵だなって思う人もきっといるはずだよ。

だからそうゆう人たちにまた巡り合えるまで、私のお店で一緒に待っていようね。

そういう気持ちで、私は古い物を置こうと思っています。

また、私のお店がそういう価値観の人たちとのコミュニティーを築けるようなきっかけとなる場所になれたら良いなとも思います。

本来の自分のブランドであるジュエリーより熱く古着や骨董品について語ってしまいましたが💦

本職はジュエリーなので、その他に骨董品や古着も置いてあるお店だと思っていただければ。

一応、工房兼店舗というスタイルなので、

店頭で石を直接見て選んでいただいたり、サイズが分からないという方にはその場でピッタリな物をはめて試しながら作ったりなども出来るようになっています。

お店の奥の棚にはルースを沢山入れてある箱を展示しておくので自由にご覧いただけるようにしたいなと思っています。

BaroqueBrightの商品も、店頭で販売している古物と同じように、素敵だと思ってくれる人達の手にずっとあり続けて欲しいなと思っています。

今年は催事や委託出展を減らし、店舗で好きな一点物を作る時間にあてます。

独立してから約4年間、ネット販売や不定期の催事出展と委託販売をしてきましたが店舗を持ち経営していくことは初の試みです。

今まで、“3年続けば5年続く、5年続けば10年続く。”という世間で良く聞く言葉を根拠もなく信じてやってきました。

分からない事も多く困難もあるかと思いますが、とりあえず1年間は続けていこうと思っています。

熱しやすく冷めやすい私の事なので、今後どうしたいかはあまり明言しないでおきましょう。笑

バロックブライトさん1年の期間限定ショップ持つんだって。位に思っていただければ。😊

今回店舗を持つにあたり、私より頭の良い色々な人に良くも悪くも色々な事を言われました。

正直、ネット販売が中心のままでいた方が利益が出るし経営と言う視点からすると正解なのかもしれません。

固定費(テナント家賃)があればそれだけで大きな負担になってしまう。

大手アパレル会社が店舗の撤退をしネット販売に移行するこのご時世です。

でも、そんなんどうでもいいから、とりあえずやってみたかったんです。笑

見切り発車。笑

しかも決めてしまった後に、世界的流行のコロナウイルス。

なんてタイミングなのでしょう。呪われているとしか思えない前厄本厄後厄の連鎖。笑

始める前から心配な事ばかり。(^_^;)

でも、私は人生において『いつかそのうち』は来ないと思っています。

『今の仕事に慣れたら』『結婚したら』『子供が成人したら』そうしたら、いつかそのうち、やりたかったことを。

そう言ってやらない人、諦めるを多く見てきました。

そして自分も、その中の一人でした。

いつかそのうち、今よりもっとなんか余裕とかできていい感じになったら・・・なぁんて。

でも、今よりいい感じで余裕のある時って、一体いつ来るんだろう?

もしかしたら、好きな事をして生計を立てて遊ぶように働いている今が、私の人生のピークかもしれないのに??

踏み切れなかった理由は、『失敗したくない。カッコ悪いと思われたくない。貧乏とかになりたくない。』とまぁ、こんな感じです。笑

でも、人にどう思われるかではなく、自分自身がどう思うかをよく考えました。

『いつかやってみたかったな。』『あの時本当はこうしたかったのに。』なんて事を未来でふとした瞬間に言わない人生の方が楽しいかなと。

そう言えば、独立した時もそうだったな、と思います。

心配症で石橋を叩いて壊す勢いの私。

やりたくても行動に移すまで物凄く時間がかかったのです。

でも、いざやってみたら、幸運な事にそれなりに上手くいっています。

やってみたら、意外とうまくいくかもしれないのです。

まぁ、そうじゃない時もありますが、それこそやってみなければ“失敗する”というその結果すらただの想像なわけで。

やりたいと思った事を、やりたいと思った時にやる。

誰かに何かを言われたり、自分に言い訳をしてやらずに諦める事だけはしたくないのです。

やってみなくちゃ、分からない事ばかりです。

 

『どうして自分でお店を持とうと思ったんですか?』一緒に荷物を運んでくれた同い年の便利屋さんにそう聞かれ、

『…やってみたかったからです。』と答えた私。

どうして?の素直な問いに、一瞬で色々考えた結果、素直にそれしか言葉が出てきませんでした。

理由はそれでいいと思っています。

『やってみたかったから。』うん、それ以外の答えが見つかりません。笑

そして、ここで一つ。

もし今同じような状況で行動するか迷っている人に言いたい事があります。

それは、やってみた事のない人の『失敗するから止めなよ』というアドバイス。

それは、聞かなくても良いと思っています。

失敗すらできなかった人のアドバイス程、ためにならない物はありませんから。

どうせ聞くなら成功した人か失敗してしまった人の、とにかく行動に起こした人の話を聞きたいし。

私は想像や仮定の中のお話ではなく、“リアル”で、

自分自身で失敗も成功も噛みしめて楽しんでいきたいと思っています。

人はいつか必ず死にます。

人生は、思い出作りなのです。

常に変化を求めたり、変わらない物に執着したり。

そんな気難しく面倒な人間の私は、とにかく自分の思う道を進もうと思います。

本来であれば、物を売る事はお客様第一主義でなければいけないのですが、私の場合は第一に自分がきているように思います。

申し訳ないなとも思いますが、これが私なのです。

お客様に喜んでもらう事と同じくらい自分が楽しかったり幸せな事が大切なのです。

お客様の喜び>自分の楽しみ ではなく、自分の楽しみ≒お客様の喜び、のような。

だから、もしかしたら経営としては失敗してしまうかも。笑

でもそうなった時は、またそうなった時に考えます。

色々あった昨年、健康でいられる事の大切さや人生の短さ、そばにいてくれる大切な人達の優しさ、

今ある環境の素晴らしさを改めて考えさせられました。

なので、後悔のないように日々自分のやりたい事を楽しんでいきたいと思っています。

私のお店はきっと、お客様が私の家に来ているかのようなアットホームな感じ・・・

と言うか、かなりゆる~い雰囲気のお店になると思うので、お近くにお越しの際は是非ふらっと立ち寄っていただけたら幸いです。

たぶん、お茶を飲んだりお菓子を食べたり、時にはYouTubeを見ながら「あ、こんにちは~」とか言っちゃうようなお店になると思います。

時間がある方は是非お茶を飲みに来てくださいね。笑

今のところ水曜日が定休日ですが始めのうちは変更もちょこちょこあると思うので、営業日はInstagramやTwitterで確認をした上でお越しください。

(※2020年4月現在はコロナウイルス予防の為営業時間にかなりのばらつきがございます。また、皆様のお身体が一番大切ですのでご来店は事態の収束が見込めた頃をお勧めします。

確定ではございませんが時期を見て改めてオープニングパーティー等を予定しておりますので、HPの更新をお待ちください。)

長々と読んでいただき本当にありがとうございました。

これからもどうぞBaroqueBrightとgrainを宜しくお願い致します。

アクアマリンの女・ミズキ

作家さん募集について

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